
LLNA法とは?
原法のLLNA法(OECD TG429)は放射性物質(3H-thymidine)を用いるため、実施できる施設が限られてきます。そこで放射性物質を用いない同等な試験法 Non-RI LLNA法が提案されました。 DSTCではLLNA:DA法(OECD TG442A)の受託が可能です。
LLNA:DA法の試験概要
被験物質そのもの、または媒体に溶解・懸濁させ、マウスの耳介背面へ4回塗布します。耳介リンパ節を採取し、ATP量を測定して感作性の有無を評価します。
媒体はアセトン:オリブ油 (4:1)、N,N-ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシドから適した媒体を使用します。
※上記媒体と相性が悪い場合や水溶性の被験物質は適用できない可能性があります。
試験に必要な被験物質量:20 g
使用動物数:予備試験5~6匹、本試験20~24匹
観察項目:一般状態、体重測定、皮膚反応の観察、リンパ節重量、ATP量
LLNA:DA法のスケジュール例

LLNA:DA法の試験方法
LLNA:DA法の予備試験
LLNA:DA法では予備試験を行い、被験物質を耳介に塗布したときの刺激性の程度を評価します。
本試験では全身毒性または過剰な皮膚反応を起こさない濃度を3段階設定します。
LLNA:DA法の本試験
動物の耳介背面に1%SDSを塗布し、約1時間後に設定した濃度の被験物質液を投与して、感作処置を行います。
感作処置は、感作開始1、2、3、7日目に行います。
②耳介リンパ節の摘出
7日目の感作処置から24 ~ 30時間後に耳介リンパ節を採取して重量を測定します。
③ATP量の測定
耳介リンパ節のATP量を測定し、刺激指数(SI値)を求め、皮膚感作性の有無を評価します。
SI値が1.8以上で感作性ありと判定されます。(1.8~2.5は境界値)
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記事の監修
株式会社薬物安全性試験センター 吉見研究所
第一研究部 in vivo試験チーム