
Buehler法とは?
Buehler法(Buehler Test)とは、免疫増強剤(FCA)を使用しない皮膚感作性試験です。モルモットに6時間閉塞貼付による感作を3回(または9回)行い、初回感作から28日後(または35日後)に惹起します。FCAを使用しない試験のため、GPMT法やAPT法よりも感度は低くなります。そのためOECD TG406では動物数を増やして実施するよう定められております。
Buehler法の試験概要
被験物質そのもの、または媒体に溶解・懸濁し動物の側腹部に接触感作を3回行った後、惹起の工程を経て感作性の有無を評価します。
媒体は注射用水、流動パラフィン・植物油またはエタノールやアセトン等を使用します。
試験に必要な被験物質量:40 g
使用動物数:予備試験2~4匹、本試験30匹
観察項目:一般状態、体重測定、皮膚反応の観察
Buehler法のスケジュール例

Buehler法の試験方法
Buehler法の予備試験
Buehler法では予備試験を行い、被験物質を閉塞貼付または開放塗布したときの刺激性の程度を評価します。
各工程において適した濃度を選択し、本試験を行います。
| 接触感作 |
軽度~中程度の刺激性を示す最高濃度かつ全身的に耐性のある濃度(毒性を示さない)。または、投与可能な最高濃度 |
|---|---|
| 惹起 | 刺激性のない最高濃度 |
Buehler法の本試験
接触感作として、設定した濃度の被験物質液を動物の側腹部に週に1回、6時間の閉塞貼付を3回行います。
②惹起
動物の側腹部に設定した濃度の被験物質液を6時間閉塞貼付します。貼付除去24、48時間後に皮膚反応を観察し、皮膚感作性の有無を評価します。
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記事の監修
株式会社薬物安全性試験センター 吉見研究所
第一研究部 in vivo試験チーム