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業界初の抗菌SIAA認証取得へ。親身に寄り添う姿勢と経験にもとづく提案に感謝。

業界初の抗菌SIAA認証取得へ。親身に寄り添う姿勢と経験にもとづく提案に感謝。

【お客様情報】
精密機械メーカー A社様
A社様は、人の皮膚に触れるウェアラブル機器などを扱う精密機器メーカーです。株式会社薬物安全性試験センター (以下、DSTC) で取得した試験データにより、商品をコーティングする表面加工技術の抗菌SIAAの認証を取得されました。  

【A社ご担当者】
A社様:製造技術部 伊藤さま、石井さま

【取材担当者】
クラウドサーカス株式会社 栗田、堀口

何から始めれば良いか、わからない状態からのスタート

-まず、なぜSIAA認証を取得しようと思われたのですか?

石井さま:私たちの商品は、お客様が購入されたときの美しい状態をできる限り長く保てるよう、表面処理加工の膜にもこだわって開発や改善を進めています。また、人の身体に触れる商品が多いことから、アレルギーリスクの低い素材開発にも努めるなど、長く安心してお使いいただくための工夫にも取り組んでいます。
そのうえで「抗菌性」というキーワードも、商品を使用する方に安心を与える大切な要素のひとつだと考えていました。抗菌性を商品に付与することについて、社内で何度か議論を持ちましたが、具体的に認証取得へと動き始めるきっかけになったのは新型コロナウイルスの影響が大きかったです。
「抗菌性を有する商品」と謳うには、やはり第三者機関による認証が必要だろうと考え、目を付けたのが抗菌SIAAの認証取得でした。

-DSTCに相談する前から、SIAAについて学ばれていたのですね?

石井さま:いいえ。抗菌のこともSIAAのことも、ほとんど知らない状況でした。抗菌製品技術協議会のホームページなどを見て、建築関係の素材などにSIAAの認証実績が多いことは知ることができましたが、表面処理という分野での実績は見当たらず、取得に向けてどのように進めればよいかもまったく手探りの状態でした。とにかく、何から手をつければよいかを教えてもらいたく、複数の試験機関に連絡をしていった感じです。  

不安を取り除く対応が、DSTCを選ぶ決め手に

-SIAA認証の取得にあたり、いくつもの試験機関の中からDSTCを選択された理由は何でしょうか?

石井さま:「表面加工技術で抗菌SIAAマークを取得したい」という、問い合わせた当時には前例の無い要望に対して、DSTC担当営業の白石さんが真摯に耳を傾けてくれたことが大きかったです。
まだ依頼に至っていない私たちに対して、状況を詳しくヒアリングをしてくださり、試験内容や認証取得までの道筋などを教えていただくなど、親身になって対応いただきました。
問い合わせへのレスポンスも、連絡した試験機関の中で一番早かったですし、その後も、試験に対する考え方や「この試験はこういう解釈をするためのものですよ」といった丁寧なアドバイスもいただきながら、私たちもSIAAに対する理解を深められました。
私たちにとってSIAAは未知の領域でしたから、白石さんに相談に乗っていただいて不安を払拭できたので、とても頼もしく感じましたね。

-表面加工技術でSIAA認証を取得するのは稀なケースのようですが、具体的にどのように進めていったのですか?

石井さま:白石さんが要所要所でWeb会議を開いてくださり、何を調べればよいかとか試験に必要な物質の大きさとか、細かい点までアドバイスをいただきながら進められました。
試験は全部で4つあったのですが、試験ごとの試験計画書案に沿って、材料の支給形態や試験条件などに不備が無いよう、こまめに白石さんやDSTC試験部門とで情報の共有・確認をしながら進めていけて、とても助かりました。
こうしたやり取りを繰り返すなかで、「私たちと同じ目線で、一緒に認証取得を目指してくれている」ということをはっきりと感じられたんですね。想定通りの結果が出れば一緒に喜んでくれますし、次のステップも一緒に考えてくれる。それが、すごく嬉しかったです。

確実に結果を出すため、慎重かつ効率的な方法を提案してくれた

-SIAA認証を取得するうえで、もっとも難しかったことは何でしょうか?

伊藤さま:表面処理の技術に対する認証ですから、どうすれば評価されるかといったルールの解釈に時間を要しましたね。
例えば、建築関係で使われる塗料などを評価するときは、その塗料に対する試験を実施すればよいわけです。私たちの場合、表面処理する「部材」に処理することで初めて「部材」と一緒に「膜」として存在するため、「膜」だけをそのままの切り取って評価ができないことから、難しく感じました。

石井さま:解釈について、白石さんとは何度か議論を重ねました。

-当時は前例もなく、慎重に進める必要があったと聞いています。

石井さま:白石さんから提案されたのが、「予備試験を実施して、考察を立てたうえで本試験に挑みましょう」という流れでした。

-想定される試験とその結果をあらかじめ把握しておけば、SIAA認証取得に必要な試験や対策が立てやすくなりますね。

石井さま:そうです。それに、本試験を何度も繰り返すと多くの時間とコストがかかります。だったら、多少遠回りでも予備試験を実施したほうが効率的だろうと、白石さんの提案を迷わず選択しました。その結果をもとに、互いの見解をすり合わせたうえで「本試験はこのように進めてください」とお願いしました。
SIAA認証を確実に取得するには、いくつか試験方法の選択肢があると思います。そのなかで、一か八かで試験を行うより本命の方法に絞ったうえで予備試験を行い、空回りするリスクを回避する…本当によい提案をいただけたと感じています。実際、予備試験では想定どおりの結果が出ましたし、安心して本試験に臨めたという意味でもやってよかったと思います。試験部門の方々の丁寧な仕事ぶりも心強かったです。

SIAA認証を取得するなら、DSTCをおすすめしたい

-今回の認証取得を受けて、今後はどのような展開を考えていますか?

伊藤さま:今回得られた試験データは、他の商品にも応用できるものですから、これをベースに新たな商品開発にも活用できればと考えています。
当然、今後もSIAA認証取得を目指すことがあれば、またDSTCさんにご協力をお願いしたいですね。

石井さま:ビジネスの関係とはいえ、DSTCの皆さんは私たちの商品のことを本気で考えてくれて、一緒に喜んでいただけました。SIAA認証を取得できたのは、間違いなくDSTCさんから多くのお力添えをいただいたおかげです。
数カ月の試験期間でしたが、そのような会社に出会えたことは、すごく有難く感じていますし、感謝の言葉しかありません。またご縁があればぜひお願いしたいです。もし他からSIAAの試験を相談されたら、迷わずDSTCさんを紹介したいですね。

-本日はお話しいただき、ありがとうございました。

DSTC担当営業 白石より

A社様の業界初のSIAA認証取得に携わらせていただき感謝しております。石井様/伊藤様はいつもこちらの話に熱心に耳を傾けてくださり、必要情報のタイムリーなご提供など、試験遂行にあたりご尽力くださいました。
SIAA認証取得に必要な安全性試験は4種類ありますが、それぞれ複数の試験方法があります。抗菌剤・抗ウイルス剤の種類や使用用途によって向き不向きがありますので、DSTCでは丁寧なヒアリングを実施しております。認証取得をお考えの際には、是非ご相談ください。

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A社様プロジェクトのDSTC担当メンバー





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