よくある質問
試験全般について
- 独自のカスタマイズをしたいのですが可能ですか。
- 試験を依頼したいのですが、どの試験項目にあたるのかがわかりません。
- GLPとはどのようなものですか。
- OECD GLPでの試験は可能ですか。
- 「信頼性基準」とはどのようなものですか。
- GLPと「信頼性基準」の違いは。
- 被験物質はどちらに送ればよいですか。
- 英文レポートが必要ですが、対応可能ですか。
- 英文報告書はネイティブチェックされたものですか。
- eCTD申請が必要ですが、対応可能ですか。
- 手持ちの化合物を評価するのに、どのような試験系が適しているか (必要か) わからない。
- 病理学的検査について詳細を知りたい。
- 社内教育について教えてください。
- ウエブサイトに載っていない試験法の実施は可能ですか。
- 試験成果物 (報告書) はどのような構成になりますか。
安全性試験について
Ames試験について
テレメトリー試験について
ランゲンドルフ試験について
hERG等パッチクランプ試験について
- 必要化合物量を教えてください。
- オートパッチシステムでの評価はできますか。
- 化合物数により単価は変動しますか。また、一度に依頼する化合物数の下限あるいは上限はありますか。
- 化合物のDMSO への溶解性が低い場合など、パッチクランプ試験におけるDMSO濃度の許容範囲はありますか。またDMSO以外に対応可能な媒体を教えてください。
- 自社保有のイオンチャネル発現細胞株を用いて、薬剤作用を評価することは可能ですか。
- 最大何濃度の累積適用が可能ですか。
- 心筋7チャネル全てにおいて、室温と生理的温度 (37℃) でのパッチクランプ評価が可能ですか。価格の違いはありますか。
- 室温と生理的温度 (37℃) では、化合物の作用はどのように変わりますか。
- GLP試験に対応可能なイオンチャネルを教えてください。また、その実施実績を教えてください。
試験全般について
Q
独自のカスタマイズをしたいのですが可能ですか。
A
カスタマイズ対応はDSTCの得意とするところです。お見積依頼時に営業担当へお申し付けください。
Q
試験を依頼したいのですが、どの試験項目にあたるのかがわかりません。
A
化合物の用途、性状をお問い合わせフォームより、ご連絡ください。
Q
GLPとはどのようなものですか。
A
GLP(Good Laboratory Practice)・・・「優良試験所規範」「試験実施適正基準」
GLPは、非臨床試験(前臨床試験)のうち、安全性試験・安全性薬理試験を適切に実施するための基準を定めた厚生省令です。 医薬品、医療機器、動物用医薬品、再生医療等製品、化学物質、農薬の許可申請に用いる試験は、GLP適用で実施する必要があります。
Q
OECD GLPでの試験は可能ですか。
A
可能です。
Q
「信頼性基準」とはどのようなものですか。
A
新規医薬品・医療機器の許可申請に用いる場合には、薬理試験・薬物動態試験は信頼性の基準(医薬品であれば「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第43条」)に従い実施する必要があります。また、医薬部外品承認申請にも信頼性基準での実施をおすすめしております。
Q
GLPと「信頼性基準」の違いは。
A
安全性試験にはGLP省令を、薬理試験や薬物動態試験には信頼性の基準を適用することが定められています。GLPがグローバルルールに近い状況であるのに対し、信頼性基準は日本のみで定められたいわばローカルルールとなります。弊社受託試験では、GLP試験は、試験計画書・生データ・最終報告書に加えて試験操作の実施調査を信頼性保証部門(QAU)が行います。信頼性基準試験は、試験計画書・生データ・最終報告書を信頼性保証部門が調査します。
Q
被験物質はどちらに送ればよいですか。
A
■吉見研究所
〒355-0168
埼玉県比企郡吉見町大字黒岩25-1
株式会社薬物安全性試験センター
吉見研究所 被験物質管理責任者 宛て
(Tel 0493-54-3239)
■東松山研究所
〒355-0071
埼玉県東松山市新郷88-75
株式会社薬物安全戦試験センター
東松山研究所 被験物質管理責任者 宛て
(Tel 0493-21-7160)
※どちらの研究所か不明の場合は、お手数ですが営業担当または試験担当にお問い合わせください。
Q
英文レポートが必要ですが、対応可能ですか。
A
対応可能です。
Q
英文報告書はネイティブチェックされたものですか。
A
ネイティブチェックは、ご要望をいただいた場合のみ外注にて実施しております (有料)。ご要望の場合はお知らせください。
(通常はネイティブチェックを実施しておりませんが、英文の品質はご好評をいただいております)
Q
eCTD申請が必要ですが、対応可能ですか。
A
対応可能です。
Q
手持ちの化合物を評価するのに、どのような試験系が適しているか (必要か) わからない。
A
丁寧にヒアリング・提案をさせていただきますので、まずはお問い合わせください。
Q
病理学的検査について詳細を知りたい。
A
肉眼解剖検査から、顕微鏡を用いた病理組織学的検査までを行います。
検査は、日本毒性病理学会の認定を受けた毒性病理専門家が行います。
毒性試験だけではなく、ご要望に応じ薬効薬理試験等の病理学的検査も行います。
Q
社内教育について教えてください。
A
最新のGLP等、必要な教育を全社員に対して定期的に実施すると共に、試験操作に携わる社員には認定制度を採用しております。一定以上の技術/能力を持っている社員のみが試験に携わることによって、試験の質を高めています。また、関連する学会/研修会へ社員が積極的に参加するなど、常に職員の知識/スキル向上に努めております。
Q
ウエブサイトに載っていない試験法の実施は可能ですか。
A
系の構築が可能な場合もございますので、まずはお問い合わせください。
Q
試験成果物 (報告書) はどのような構成になりますか。
A
結果表のみの送付、材料および方法、結果、考察を含む報告書など、ご予算やご要望に合わせて柔軟に対応します。
安全性試験について
Q
SDS作成用の安全性試験を検討していますが、どの試験を実施したらいいか教えてください。
A
被験物質の用途などによって異なりますので営業部へご相談ください。必須なものから順にご予算に合わせてご提案致します。
Q
被験物質の必要量を教えてください。
A
試験条件やサンプルの性状などにより異なりますが、お問い合わせの多い試験の一般的な被験物質必要量は以下のとおりです。余裕をもってご提示しておりますので、貴重なサンプルやお手持ちの量が少ないなどの場合にはお問い合わせください。
急性経口毒性試験 10g
皮膚刺激性試験 5g
連続皮膚刺激性試験 30g
眼刺激性試験 1g
皮膚感作性試験(GPMT法) 10g
Ames試験(5菌株) 2g
Q
納期を教えてください。
A
お問い合わせの多い安全性試験につきましては安全性試験のページに試験日程例をあげておりますのでご参考ください。なお、具体的なスケジュール案をご希望の場合は営業部へお問い合わせください。
Ames試験について
Q
スクリーニング試験は可能ですか。
A
1菌株から実施可能でございます。菌種、S9mixの有無などご希望に合わせて実施いたします。
Q
安衛法対応のGLP試験は可能ですか。
A
実施可能です。化審法の併記なども柔軟に対応させて頂きます。
Q
被験物質の必要量を教えてください。
A
菌株数や試験デザインにより異なりますので営業部までお問い合わせください。ご希望条件に合わせてご案内いたします。
テレメトリー試験について
Q
急ぎでデータが必要な場合対応が可能か。
A
可能です。常時テレメトリー送信機埋め込み済のイヌを飼育しております。
Q
サルでの試験は実施していますか。
A
生憎とサルは扱っておりません。
Q
安全性薬理試験のSEND対応は可能ですか。
A
可能です。詳しくはお問い合わせください。
ランゲンドルフ試験について
Q
対応可能な動物種は。
A
モルモット、ウサギ、ラットで対応可能です。
hERG等パッチクランプ試験について
Q
スクリーニング試験の必要化合物量を教えてください。
A
各試験濃度の1000倍濃度溶液でのご提供をお願いしております。n=1の場合各濃度50μL、n=3の場合各濃度150μLをお願いします。
Q
オートパッチシステムでの評価はできますか。
A
現在、オートパッチでの評価試験は受託しておりません。マニュアルパッチクランプでの評価のみとなっております。マニュアルパッチクランプでの安価なスクリーニングアッセイも用意しております。お気軽にお問い合わせください。
Q
化合物数により単価は変動しますか。また、一度に依頼する化合物数の下限あるいは上限はありますか。
A
化合物数の多少にかかわらず試験毎に発生する基本料金は固定であるため、全体として化合物数が大きくなるほどデータあたりの費用は下がることになります。詳細についてはお問い合わせください。受託化合物数の上限/下限はございません。
Q
化合物のDMSO への溶解性が低い場合など、パッチクランプ試験におけるDMSO濃度の許容範囲はありますか。またDMSO以外に対応可能な媒体を教えてください。
A
濃度0.5%までのDMSOを含む細胞外液 (DMSO溶液の200倍希釈) でのパッチクランプ測定が可能です。評価に用いる細胞株にも依存しますので、0.5%よりも高いDMSO濃度での測定をご希望の場合はご連絡ください。
バリデーション済みの媒体は以下の通りです。
-DMSO (0.5%)
-注射用水 (2.0%)
-エタノール (0.1%)
-PEG300 (0.025%)
-生理食塩液 (10.0%)
-乳酸 (0.01%)
-DMF (0.1%)
-Tween 80 (0.001%)
-DMSO + HCl (0.5% + 0.001N)
-NaOH (0.5%)
Q
自社保有のイオンチャネル発現細胞株を用いて、薬剤作用を評価することは可能ですか。
A
対応可能です。凍結細胞をお送りください。DSTCにて解凍後、試験用に継代します。なお、P2レベル実験室での取り扱いができる細胞株の使用であれば問題ございませんが、実施可否が不明な場合はお問い合わせください。
Q
最大何濃度の累積適用が可能ですか。
A
各濃度の適用時間を最大5分間とした場合、3濃度を標準的な累積適用濃度数としています。4濃度以上の累積適用をご希望の場合は、実施可否についてお問い合わせください。
Q
心筋7チャネル全てにおいて、室温と生理的温度 (37℃) でのパッチクランプ評価が可能ですか。価格の違いはありますか。
A
hERGチャネルのみ37℃でのパッチクランプ評価が可能です。その他は室温で対応いたします。
Q
室温と生理的温度 (37℃) では、化合物の作用はどのように変わりますか。
A
化合物によっては、評価温度によって反応の速さや程度が異なるものがあります。
Q
GLP試験に対応可能なイオンチャネルを教えてください。また、その実施実績を教えてください。
A
ヒト心筋主要チャネルに (hERG、Nav1.5 peak/late、Cav1.2、Kv7.1/minK、Kir2.1、Kv4.3) についてGLP試験の実績がございます。GLP対応可能なイオンチャネルについては、『取り扱い可能なイオンチャネルリスト』をご参照ください。